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竹内 末広; 金沢 修平
Nuclear Instruments and Methods, 206, p.331 - 333, 1983/00
最近重イオン衝撃に対し縮みの非常に小さい長寿命の重イオン用電子ストリッパー炭素膜の開発に成功した。新炭素膜は、かつて原研で開発した製法に基づくもので、炭素蒸着のために使用している炭素アーク電極を3mmから6mmに太くし、できるだけ電極の温度上昇を抑えるように改善して得られるようになった。新炭素膜はエネルギー2.0MeV、電流1A/4mmのArビームに対し縮みが非常に緩漫で少なくとも2時間は照射部分はたるんでおり緊張状態になるまでの時間がこれまでの炭素膜よりも飛躍的に長くなった。平均寿命は4.7時間でこれまでの膜の2倍以上である。市販品と比較すると約50倍の寿命をもつ。新方式のアーク放電からの炭素放出には多量のイオンが含まれていることと膜の物性についての予備的実験結果を加えて報告されている。